fxや株などの相場を分析する方法は、大きく分けて2つあります。
ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析です。
今回はこれを説明するとともによく議論されている「どちらがいいか」についても話します。
テクニカル分析とは
テクニカル分析とは、相場の値動きや売買量などのデータから今後の値動きの傾向を予測する方法です。
テクニカル分析には相場の値動きや売買量をあらすグラフ、チャートがよく使われます。
上のようなグラフを見かけたことがあるかと思います。これがチャートです。上のチャートでは1本1本が一日の値動きを表しています。チャートを表示するソフトでは1本1本の時間を1時間などに変更することもできます。
1本1本が一日の値動きを表すチャートは「日足」と呼ばれています。
また画像下部に表示されている 棒グラフは売買量、出来高を表しています。
fxの場合、下の棒グラフが表しているのは全体の取引回数の場合が多いですが。
これらチャートの形や出来高の傾向を読み取り分析・予測するテクニカル分析を チャート分析と呼ばれることがあります。
テクニカル分析は短期的な変動の予測に向いていますが、長期的な分析でも使えます!
とくにチャートは1週間足のような長い時間の足であろうが、5分足のような短い足であろうが、十分な出来高があればその構造は変わりません。
つまりチャートはフラクタル構造という「どんなに小さな一部分をとっても、それが全体と同じ形をあらわしている構造」の性質を持っています。
ですので長い時間足でもチャート分析は有効です。
こちらにテクニカル分析のこのブログの記事をまとめているので参考にしてください。
ファンダメンタルズ分析とは
ファンダメンタルズとは経済の『基礎的諸条件』を意味しています。
具体的に為替であれば、経済成長率や貿易収支、インフレ率などの経済的要因や天候、政治的要因のことを指しています。
また、株であれば財務状況や業績などを指します。
このような要因を分析して、今後の為替レートや動向を分析することを『ファンダメンタルズ分析』と呼んでいます。
為替で重要な要因としては経済成長率(GDP)、雇用系指標(失業率や新規雇用者数など)、物価指数、要人発言、政策金利などが挙げられます。
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ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析。結局どっちがいいのよ?
どちらも気にするべきですが、どちらかいいかと聞かればテクニカル分析でしょう。
投資の重要なポイントの一つとして「それが検証できるかどうか」やだれが投資しても同じように稼げることができる投資の「再現性」が重要になります。
ファンダメンタルズのデメリット
ファンダメンタルズ分析は情勢などが複雑に絡み合っているため、どの要因で為替が動いたか、などをはっきりと検証することが難しいです。
また「雇用統計が上向いたらドルを買う」というルールなど情勢に基づいたルールを設定して売買するとなれば投資サイクルが長すぎて利益が出るのかの検証が難しくなります。
また再現性も低いと思われます。
テクニカルのメリット
その点、テクニカル分析では例えば「5日間移動平均線が10日間移動平均線を超えたら買い」というルールはエクセルやプログラムで儲かるかどうか検証することができます。
また、もしこのようなルールが儲かることがわかったとします。
ルールに従うことができるであれば、明確なルールでだれがやっても同じ結果になります。
(ただし手動の取引の場合、ルールに従うことができるメンタルが必要です。)
ただし経済指標などのニュースによって急騰・急落する場合があるのでファンダメンタルズを気にしながらテクニカル分析で売買タイミングを見極めるのがいいのではないでしょうか。
こちらにテクニカル分析のこのブログを記事のまとめているので参考にしてください。
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