エンベロープとは、移動平均線から上下に一定に乖離させた線のことで、価格が移動平均線から、どの程度離れたかを見るために用います。
ボリンジャーバンドと似ていますがボリンジャーバンドは線の上下の幅が可変であるのに対し、このエンベロープは 一定の幅があるといった特徴があります。
エンベロープの引き方
まず上下に引く線の乖離率(幅)n%を決めます。
式は以下になります。
上方バンド = 移動平均 + (移動平均 × n%)
下方バンド = 移動平均 – (移動平均 × n%)
これら計算した数値を使えば引けますね。
この期間nは 「2~3%」 と言われています。
エンベロープの使い方
エンベロープの基本的な使い方を簡単に説明すると上のバンドをタッチしたときに売り、
下のバンドにタッチしたときに買い、
と基本的に逆張りで使います。
ただしこちらはだましも多いので順張りで使う方法を紹介します。
エンベロープの順張りは、本格的なトレンド相場が起こるのを狙うことになります。そして、通常の相場であればバンド内で収まるという前提のもと、バンドを抜けるほどの動きは本格的なトレンド相場の始まりだとみなすというかたちです。
エンベロープから上方へと抜けるのを強い上昇のシグナルと見て、抜けたのと同じ方向にエントリーします。
そして再びエンベロープの中に戻ったとき売り戻します。
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