FXの トレードスタイルを買ってから売るまで、もしくは売ってから買うまでの期間別に分けると以下の4つがあります。
- スキャルピング(数十秒 ~数分)
- デイトレード (数分~1日)
- スイング (2日~1週間程度 )
- 中長期期トレード(数週間~)
これらのそれぞれの投資スタイルを説明します。
またどの期間の投資スタイルのどれが合うか見ていきましょう。
スキャルピング
スキャルピングは新規取引から決済取引までを数秒から数十秒、長くても数分で完結させる超短期売買が「スキャルピング」です。
スキャルピングの語源は、昔ネイティブアメリカン達が行っていた「頭(スカル)の皮を薄く剥ぐ」という意味で、市場から薄い利益を剥ぎ取ることから来ているようです。
相場は秒単位でも価格が変化していくものです。
場合によって動くときは10~20pips(銭)動くこともあります。
このような価格の変化から、
数pipsか10pips程度の狭い値幅の利益を売買を繰り返して積み重ねて行く手法です。
売買回数は1日に数十回ほどになることが多いようですが、中には百回以上も取引するトレーダーもいるようです。 超短期的なトレンドが発生するのはよくあるので売買チャンスが発生しやすく、他の投資スタイルと比べても利益を多く出せる可能性があります。
ただし、手動で取引する場合は反射神経やその場の判断力が問われます。
自動売買においても、トレードの知識のほかに通信の知識なども問われるため、
システムトレードの開発が一番難しい投資スタイルになります。
デイトレード
デイトレードは上のスキャルピングよりも新規取引から決済取引の期間が長くなります。
この投資スタイルは取引した通貨をその日のうちに決済して、短期的な値動きを狙っていく投資スタイルを指します。
その日のうちに取引を完結させてしまうので、これより長い投資スタイルよりも大きなリスクを抱えずにすみます。
また日中、お仕事をされている方もポジション持っていないため、FXや取引を気にしてストレスを抱えるということはありません。
スイングトレード
その日のうちに取引を完結させることにはこだわらず、1回の取引でデイトレードよりも大きな値幅を狙うのが「スイングトレード」です。
大きな流れ(トレンド)に乗ることができれば利益をより大きく得ることができます。
スキャルピングやデイトレードはPCの前に張り付いてトレードする必要があり、取引する時間を作る必要があります。しかしスイングトレードや中長期のトレードであればそのような必要はなく、よりお仕事をされている方や複業されている方に向いているトレード手法といえます。
新規取引から決済までおおよそ数日~数週間と言われています。
しかし、トレンドが長く続かないなど相場の状況によってはデイトレードになったり、
その逆もありので新規から決済までが長期に渡ったりします。
中長期期トレード
中長期期トレードは新規取引から決済まで数週間から数ヶ月、場合によっては年単位に渡り、ポジションを長期に持つトレードになります。
この投資スタイルは差益も狙うほかスワップ金利による収入も狙うことになります。
狙う差益としては数100pips~1000pips以上(数円~数10円)とかなり大きくなります。
中長期トレードでは長期の値動きを予測するためにテクニカル分析ももちろん使われますが、
ファンダメンタルズ分析も使われます。
投資対象となる国の失業率や金利、貿易収支などから、その国の将来性や経済成長率を予想し、今後伸びていきそうな国の通貨に投資を行なうのです。
まとめ
どれが合うかは生活のスタイルにもよります。
PCでトレードする時間を毎日取れるかつ日々利益を積みかせたい場合はスキャルピングやデイトレード、
時間が取られず、ゆったりと取引したい場合はスイングトレードや中長期トレードでの投資スタイルを選択すればよいかなと思います。
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