今回は仕組みも単純なテクニカル指標、モメンタムを紹介します!
モメンタムは日本語に訳すと「勢い」や「はずみ」という意味です。
このモメンタムを使って相場の勢いを知ることができます。
モメンタムはRSIなどの他のインジケーターの考え方の基礎になっていたります。
ですので他のインジケーターを理解するのにも役立つと思います。
モメンタムの計算式
まず計算する方法を見てもらった方がわかりやすいかと思います。
モメンタム=当日の終値-N日前の終値(N日:9~14日)
当日の終値から任意の日にち前の終値を引くだけです。
よく10日前の日にちが使われます。
モメンタムの見方
ゼロより上にあったモメンタムがさらに上に行けば、上昇の勢いが強く、
ゼロより下にあったモメンタムがさらに下に行けば、下降の勢いが強い、
ということを示しています。
また、モメンタムが
0より上なら上昇トレンド、
0より下なら下降トレンド
の可能性があります。
つまり数値が大きければ大きいほどトレンドが強くそのトレンドの方向性もわかるということですね。
よく使われるモメンタムの期間
一般的使われるモメンタムの期間は10日や20日、25日などになっています。
モメンタムの基本的な売買タイミング
基本的にはモメンタムが0ラインを下から上に抜いた時に買い、
モメンタムが0ラインを上から下に抜いた時に売りになります。
ただし上の画像を見てもらえればわかるのですが、頻繁に0ラインを交差しますのでダマシになる可能性もあります。
モメンタムの期間の長さを変えたり、トレンドの強さの参考にするだけなどにしましょう。
モメンタムのダイバージェンス
ダイバージェンスは価格とモメンタムの動きが逆行している現象のことをいいます。
同じような現象として似たような考え方を持った指標であるRSIにもダイバージェンスがあるのでこちらも参考にしてください。
画像では高値を更新しているにも関わらずモメンタムは前の値よりも低くなっています。
こういった モメンタムのダイバージェンス現象が発生すると、トレンドが転換する可能性があります。
つまりダイバージェンスは
価格が高値を更新しモメンタムが下落、もしくは
価格が安値を更新しモメンタムが上昇 の現象になります。
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