この記事では究極の命題、海外FXと国内FXはどっちがいいのかを解説します。
このブログでは海外FX推しなので海外FXが断然良い!と言いたいところです。
しかし、率直かつ正直な結論を申し上げると、
どちらがいいかはあなた次第としか言えません。
どちらがいいかは両方のメリット・デメリットのまとめを見てどちらがあっているか決めてください。
結論
海外FXと国内FXどちらがいいかはあなた次第です
しかし結論をある程度まとめると以下になります。
国内FXがあっている人
- 資金管理が(超)厳格(絶対要件)
上記かつ以下のいずれか、もしくは両方に当てはまる人 - 一定レベル以上の預り金の安全性が絶対備わっていることを求める人、
FX会社の安全性を調べるのが面倒な人 - 総合課税所得がFXの利益を含めて330万円以上ですでにFXで大きな利益を出している人
海外FXがあっている人
- 急激な変動による追証・借金を避けたい人
- 口座開設してすぐに取引を始めたい人
- 少額で大きな取引をしたい人
- 元金や取引利益が現在マイナス~少額~普通の人
- 価格の透明性が高く、約定力を求める人
海外FXと国内FXの比較のまとめ
海外FXと国内FXの比較表
項目 | 国内FX会社 | 海外FX会社 |
---|---|---|
追証 | あり | なし |
レバレッジ | 低い | 高い |
スプレッド | 小さい | 普通 |
NDD方式 | ✕ | ◎ |
ボーナスやキャンペーン | ✕ | ◎ |
MT4対応 | ○ | ◎ |
MT5対応 | ✕ | ○ |
独自取引ツール | ◎ | ✕ |
取引銘柄数 | ✕ | ◎ |
入出金の速さ | ◎ | ○ |
税制・税金 | ◎ | ✕ |
安全性 | ◎ | ○ |
マイナンバーカードが不要 | ✕ | ◎ |
日本語サポート | ◎ | ◎ |
国内FXのメリット・デメリット
国内FXのメリット
- 国内FX取引で得た利益の税率は「先物取引に係る雑所得等」の項目により、いくら利益が出たとしても一律20.315%
- 国内の金融庁の監査を受けているため、安全性が一定レベル以上。
- 海外FXと比べてスプレッドが小さいところが多い
国内FXのデメリット
- 追証(おいしょう)があるため、急激な変動により最悪借金を生む可能性がある
- 約定システムがNDD方式の会社はあるもののだいたいの会社がDD方式。
- レバレッジが低いため、取引するには多くの資金を用意しなければならない。低いレバレッジにより拘束される資金も大きく、ロスカットレベルも高くなってしまう。
- 一番人気の取引ソフト「MT4」に対応しているところが海外FXと比べて少ない(10社)。その後継版の「MT5」にいたってはたった2社。
- 取引銘柄数は少ないところが多い
- マイナンバーカードが必要。郵便物を受け取る必要あり 。
海外FXのメリット・デメリットまとめ
海外FXのメリット
- 「ゼロカットシステム」により追証なし。借金の恐れなし。
- レバレッジが高い。少額で大きな取引ができ、拘束される資金が少ない。
レバレッジが高いことによりロスカット水準も低い。 - ほとんどの約定システムがNDD方式。
- ほとんどの会社がMT4対応。MT5対応のところもそこそこある。
- 取引銘柄が多い。個別株や商品・指数など、なんでも取引できるところもけっこうある。
- マイナンバーカード不要で簡単。郵便物の受け取りや電話確認も不要 。
海外FXのデメリット
- 海外FXは雑所得のため総合課税 。利益によって税率が変動。
15%~50%。課税対象所得金額が330万円以上だと国内FXよりも税率が高くなる。 - 海外FX会社によっては現地の金融ライセンスがないところもあり、安全性が高い会社は多いものの低い会社もたまにある
- 国内FXと比較してスプレッドが広いところが多い
国内FX・海外FXでのオススメ口座
国内FXと海外FXのメリット・デメリットの詳細を解説する前に、以上を踏まえた上での両方のおすすめ口座を紹介します。
国内FX : LIGHT FX
LIGHT FXの注文方式はDD方式を採用していますが、スプレッドはおそらく国内で一番狭い会社でしょう。
さらにスワップポイントも高い会社なので長期で投資する方にも向いています。
海外FX : XMTrading
XMは出金拒否や約定拒否などのトラブルもなく、人気No.1のFX会社です。
XMの主な特徴はレバレッジ・ボーナス・約定力。
レバレッジ888倍と口座開設のみで3000円分取引できるボーナス、全注文の99.35%は1秒以内で約定。
ゼロカットもあり、海外FX初心者がまず開く口座としてもうってつけです。
海外FXと国内FXの比較
追証
国内のFXにはこの仕組みがもれなくありますので、損失が一定以上・もしくは口座残高以上の損失を出した場合それを取引した顧客が補填しなければいけません。
しかし海外FXにはもれなく「ゼロカットシステム」があるため、追証などもなく、口座の残高以上に損を出したとしても海外FX会社がマイナス分の損失も補填してくれます。
この仕組がある理由として、海外FX会社は世界中の顧客を相手としているため追証を要求しても回収が難しいのが理由の一つとしてあるのではないかと思われます。
一方で国内のFXでは金融商品取引法に損失の補填は禁止されておりますので、このゼロカットシステムのような仕組みを提供できません。
・ゼロカットシステムが個人的には海外FXでの一番の魅力
個人的な意見ですが、私管理人が海外FXを選ぶ最大の理由がこのゼロカットシステムです。
海外FXの魅力としてハイレバレッジなどもありますが、レバレッジに関しては資金さえ用意すれば国内FXでもなんとかはなります。
しかし追証に関しては国内FXではどうすることもできません。
相場は得てして想定外のことが起こるため、急激な変動により口座残高以上の損失を被る場合もあり、追証が支払えず借金を生んでしまうということがありえます。
そんなとき、海外FXのゼロカットシステムがあればこのような追証が借金を生み出すという最悪の自体は免れることができます。
失うのは海外FX口座に入れたお金のみです。
レバレッジ
国内FXのレバレッジは最大25倍、法人口座では最大100倍程度で例外はありません。
一方海外FXのレバレッジは200倍~5000倍・21億倍(!?)です。
ハイレバレッジは危険と言われますが、ハイレバレッジのほうが実際のところ取引において断然有利です。
ハイレバレッジの良さは用意する資金は少額でもよいことですが、他の2つの魅力のほうが断然大きいです。
ハイレバレッジの魅力の一つに取引する際に証拠金として拘束される資金が少ないことです。
例えば1万ドルを取引する場合にレバ25倍であれば、拘束額は5万円ほどですが、888倍であれば1300円ほどしか拘束されません。
残りの資金はいざというときに出金できます。
2つ目の魅力はハイレバレッジであるほど強制決済される水準、ロスカットレベルが低くなりギリギリまで損失をもちこたえることができます。
スプレッド
通貨ペア(pips) | iForex | XM | XM※2 | FBS | GEM | is6com | AXOIRY | TitanFX | LIGHT FX | ヒロセ通商 |
USDJPY | 0.9 | 1.5 | 0.83 | 2.5 | 1.2 | 1.6 | 1.0 | 1.12 | 0.2 | 0.2 |
EURJPY | 1.2 | 2.5 | 1.83 | 1.5 | 1.4 | 2.3 | 1.3 | 1.46 | 0.3 | 0.5 |
EURUSD | 0.9 | 1.7 | 1.03 | 0.9 | 1.2 | 1.5 | 1.0 | 0.92 | 0.3 | 0.3 |
GBPJPY | 2.5 | 3 | 2.33 | 2.8 | 1.9 | 3.1 | 2.3 | 2.17 | 0.5 | 1.0 |
GBPUSD | 1.5 | 2.1 | 1.43 | 1.5 | 1.5 | 2.4 | 1.5 | 1.29 | 0.6 | 0.6 |
USDCHF | 1.5 | 2.4 | 1.73 | 1.1 | 1.9 | 2.3 | 1 | 1.64 | 1.5 | 1.5 |
AUDJPY | 3 | 3.3 | 2.63 | 1.8 | 1.6 | 2.9 | 1.5 | 1.84 | 0.3 | 0.7 |
※GEMはGEMFOREXでXMともにスタンダード口座
※AXOIRYはナノスプレッド口座で手数料込み
※TitanFXもブレード口座で手数料(720円)込み
※2 XMロイヤリティプログラム(100日経過で-0.67pips)を加味した場合
表は以前からまとめていた海外FXのスプレッド表に、国内最狭のスプレッドを持つLIGHT FXと国内のNDD方式でスプレッドがおそらく最狭のヒロセ通商を加えました。
通常のスプレッドは見てわかる通り国内FXのほうが断然狭いです。
海外FXのスプレッドのほうが押し並べて広いです。
スプレッドはFX会社の主要な収入源です。
そして、海外FXのスプレッドが広い理由として、入金額以上の取引ができる仕組みの「ボーナス」に利益を還元しているからと考えられます。
さらに、海外FXの注文方式ではNDD方式が多数のためスプレッドが広くなっており、さらに変動性です。
注文方式がNDD方式かどうか
国内のFX会社はDD方式を採用しているところが多いです。
そして海外FXでは主にNDD方式が採用されています。
NDD方式は取引手数料から利益を得ているためスキャルピングの規制やシステムトレード・EA(自動売買プログラム)による取引など規制は一切ないところが多いです。
・DD方式とは
FXは 銀行・為替ブローカー・金融当局の3つの業者間で取引が行われます。
これをインターバンク市場と言いますが、DD方式はFX業者がこの市場とトレーダーの間に入ってトレーダーの注文を流します。
FX業者は市場とトレーダーとの間に入っているので注文をインターバンク市場流さないことがあります。
流さなかった場合(いわゆる呑み行為)は、 トレーダー が勝つとFX業者が支払う事になります。
ただし、このときにトレーダーが負けるとこのトレーダーの損がそのままFX業者の利益になります。
トレーダーとFX業者の取引でFX業者が利益を得ているため、FX業者のもう一つの収入源のであるスプレッドを小さくできたり、原則固定にでき、スプレッドを小さくできるのがこの方式の特徴です。
しかし、こちらの方法は間の業者が入るので、なにをやっているか不透明な部分があります。
・NDD方式とは
DD方式とは反対にNDD方式はFX業者が間に入らずトレーダーの注文をインターバンク市場にそのまま、自動的に流す仕組みになります。
NDD方式は透明性が高く、 約定拒否で負けさせるなど操作は起きず約定力も高くなっています。
代わりにFX業者の収入源となるスプレッドが、DD方式を採用しているFX業者よりも広がる傾向にあります。
海外FX業者では株式指数や個別株も追証なしかつ上記のような環境で取引できたりもします。
ボーナスやキャンペーン
国内FXでは口座開設キャッシュバックが貰える業者はありますが、「OO万円以上入金」「OO通貨以上の取引」といった条件が設けられている場合がほとんどです。
正直どれもおまけ程度なので、キャンペーンやキャッシュバック目当てで口座開設するのは割に合いません。
海外FXで よくある「ボーナス」は国内FXにはない仕組みであり、 会社によってはかなり豪華なものを打ち出しているところもあります。
このボーナスはアーケードゲームのクレジットのようもので、入金した残高+ボーナスで、入金額以上の取引ができます。
ボーナスは出金することはできませんが、ボーナスを使って取引した結果出た利益は引き出すことができます。
・口座開設ボーナス
入金しなくても取引できるボーナスです。取引業者によって3000円から2万円までの幅があり、これを証拠金にあてて取引できます。
付与されるタイミングは口座開設と本人確認を行った時です。
・入金ボーナス
入金時に付与されるボーナスです。
初回入金時に100%の入金ボーナスが付与されるパターンが多いです。
このボーナスがあれば、入金した額分のボーナスが付与されるので入金額の二倍、取引できます。
MT4・MT5対応
MT4対応の会社は日本に10社ありますが、海外FXで対応しているところはほぼすべてです。
MT5対応の会社は日本で2社、海外では20社程度です。
MT4は一番人気の取引ツールで、海外FXではほとんどがこのツールに対応しています。MT4がFX取引ソフトの業界標準と言っていいでしょう。
また、MT4の次世代版のMT5にも対応している海外FXも多く見受けられます。
MT4・MT5は自分でインジケーターを作ったり、自動売買プログラムを作ったりとプログラムで機能を拡張できます。
ですので世界中のユーザーがこのMT4に対応したインジケーター(テクニカル指標)や自動売買プログラムを作っており、それを配布もしくは販売しています。
その種類は豊富にあるので自分にあったインジケーターや自動売買プログラムを探すことができます。
MT4 | MT5 | |
価格 | 無料 | 無料 |
チャート表示 | 複数表示可能 | 複数表示可能 |
デフォルトの インジケーターやオシレーターの数 | とても多い | とても多い |
気配値、ナビゲーターウィンドウ | 普通 | 使いやすい |
両建て | ○ | ○ |
ワンクリック注文 | ○ | ○ |
ストラテジーテスターの使用 | ○ | ○ |
動作速度 | 普通 | 快適 |
時間足の種類 | 9種類 | 21種類 |
カスタムインジケーターの数 | とても多い | 普通 |
対応している海外FX業者 | 海外FX会社ほぼすべて | 20社くらい |
カスタムインジケーター とはユーザーが開発したインジケーターのことです。
独自取引ツール
海外FXで独自の 取引ソフトを開発し、それに対応させている会社を私は見たことがありません。
海外FXの取引ツールはなにかしら第三者が開発したものに対応させています。
一方国内のFX会社は独自の取引ツールに対応しています。
それぞれが独自のツールなので一概に特徴をまとめることはできませんが、もしまとめるとしたら以下になります。
- MT4と比べて直感的な使いやすさ(個人的な感想)
- ニュース・経済指標が見やすい・豊富
- 他者のプログラムや自分で作成したプログラムでの機能の拡張は不可。
個人的な感想ですが、日本の独自ツールはひと目見てわかりやすいのが利点であると思います。
MT4も慣れれば最強の武器になりますが、日本の独自ツールと比較すると直感的な使いやすさというのはないのかなと思います。
ニュースに関しても日本向けに独自ツールが配信しているので見やすいのが次の利点として挙げられます。
ただし、機能の拡張はできないので自分のトレードに合う機能やインジケーターがなければ諦めて他社を使うか、MT4対応の会社を使うしかありません。
取引銘柄数
国内FX会社は日本円を含む通貨ペアとその他の主要通貨同士の通貨ペアが取引できることが一般的です。
海外のFX会社では、幅広い通貨ペアで取引できます。
そして、CFDなど指数や商品・作物の取引ができ、さらには個別株を取引できたりと、豊富な金融商品の取引ができます。
入出金の速さ
基本的には国内FXのほうが早いです。
国内FXではリアルタイムに銀行から入金、
出金は最短当日~翌々日出金のところが多いようです。
海外FXでもよく備わっているクレジットカード入金であればリアルタイムに入金できます。
しかし銀行振込ではリアルタイムに反映させるこはできず、1時間~翌日ぐらいの長さで時間がかかります。
出金も一時間で銀行口座に反映させることもできる海外FX会社もありますが、だいたいは翌日~1週間かかるところが多いです。
税金・税制
税制面では国内FX会社が有利です。
国内FXは一律20.315%(所得税15% + 住民税5% + 復興特別所得税0.315%)の「申告分離課税」です。
100万円稼いでも1億円稼いでも税率は20.315%で変わりません。
一方、海外FXで取引すると、累進課税による所得税が適用されて、所得金額に応じて税率が5%から45%の間で変動します。
それに加え、所得税が10%(道府県民税4% + 市町村民税6%)上乗せされて15%~55%を納税しなくてはなりません。
一年間の利益が330万円を超えるまでは海外FXのほうが税金が安くなります。しかしそれ以上稼ぐと国内FXのほうが安くなるのです。
課税所得 | 税率 | 控除額 |
---|---|---|
195万円以下 | 5% | 0円 |
195万円超え 330万円以下 | 10% | 97,500円 |
330万円超え 695万円以下 | 20% | 427,500円 |
695万円超え 900万円以下 | 23% | 636,000円 |
900万円超え 1,800万円以下 | 33% | 1,536,000円 |
1,800万円超え 4,000万円以下 | 40% | 2,796,000円 |
4,000万円超え | 45% | 4,796,000円 |
安全性
国内のFX会社は日本の金融庁から認可された上で運営されています。
その上で国内の規制や監査を受けているため、国内のFX会社は一定レベル以上の安全性があると言えます。
しかし海外FXが日本の金融庁に登録していないから、日本のFX以外は危険というわけではありません。
海外のFX会社は日本の会社ではないので、日本金融庁の管轄外となります。
日本の会社が日本で認可されるように、海外の会社もおおむね現地での認可や金融ライセンスを取得して営業をしているため安全性もちろんあります。
ただし、そのような金融ライセンスを取得しておらず、無認可で営業している海外FXももちろんあるため安全性は事前に調べる必要があります。
・海外FXの利用は違法ではない
海外FXでの取引が違法との誤解もありますのでこちらの説明も付け加えておきます。
海外FXは現地(海外)で認められているため、日本人が海外FX会社を利用したからといって罰せられることはありません。
海外のカジノで遊ぶことと同じことだといえます。
口座開設にマイナンバーカードが必要かどうか
海外FX口座はマイナンバーカード不要で簡単に口座開設できます。
郵便物の受け取りや電話確認も不要です。
一方国内のFXはマイナンバーの証明のためにマイナンバーカードのコピーもしくはマイナンバー付住民票の提出が必須です。
マイナンバーカードを持っていない場合、どちらかを取得するにせよ、主に平日しかやっていない役所に行かなければいけませんから、平日に時間が取れない人の口座開設は難しいと思われます。
日本語サポート
国内FXでは言わずもがなサポートが日本語なのは当たり前です。
ですが、海外FXもXMTrading (XM)やAXIORYのようにWebサイトからサポートまでほぼすべて日本語に対応してサービスを提供している海外FX会社も多くなっています。
さらに MT4/MT5もちゃんと日本語化されているので、操作に戸惑うこともないでしょう。
まとめ
海外FXと国内FXのどちらかを使う、のではなく、
例えば少額での取引や試したい手法で取引するのであれば海外FX、利益が相当に大きく出ているのであれば国内FX、
とどちらも使い分けるのもありかと思います。
他海外FX会社に関してはランキング形式でおすすめの会社を紹介しているので気になった方はそちらも参考にしてみてください。
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