FXでのチャート・取引ツールといえばMT4が人気です。しかし次世代の高機能チャートツールとして注目をされている「TradingView(トレーディングビュー)」も使う人がここ数年で世界中に増えています。
使いやすさ・デザイン・機能性の高さやSNS機能などMT4にはない特徴・魅力もあります。
無料で使えて、さらに有料プランにすると強力な機能も加わるため、私自身も使っています。
ここではトレーディングビューの特徴・機能や無料プランを含めた料金プランまで解説いたします。
※11月16日、TradingViewのブラックフライデーについて追記。
Tradingview(トレーディングビュー)の特徴
ブラウザで起動。使う場所やPC・スマホとデバイスを選ばない
まずトレーディングビューの特徴で挙げられるのが「ブラウザで起動する」ということです。
ですのでまずインストールも必要ありませんし、PCやmac、アンドロイド・iPhone問わずに起動することができます。
ですので場所も問いません。
FX会社などが提供しているブラウザのチャートツールはインストールするタイプのものよりも機能がない場合がおおいですが、このトレーディングビューは機能も多彩です。
例えば上画像ではドルと日経平均とダウを表示できています。
さらにこのような多彩な機能はアンドロイド・IPhoneなどのスマホにおいても変わることなく使用できます。
操作しやすい画面構成やデザイン
トレーディングビューはわかりやすい画面構成になっており、どこになにがあるか一目瞭然です。
インストールされたチャートツール・ソフトは高機能な代わりにどこになにがあるかわからなかったりします。
その点トレーディングビューは高機能であってもわかりやすく、インジケーターの設定やトレンドラインの描画、自分好みのレイアウトへの変更も簡単です。
SNS機能。アイディアを共有・閲覧することができる。
トレーディングビューにはアイディアを共有したり意見交換ができるSNS機能が備わっています。
トレーディングビューのユーザーは全世界で1000万人以上で毎日公開される新しい投資アイデアは約1400個に登ります。
投資アイデアは外国為替・株・CFD・指数・先物・国債・仮想通貨など世界中の金融商品が対象。トレンド解析やチャートパータン・テクニカル指標分析からリスクマネジメント、トレーディング心理、マクロ経済学まで多種多様なアイデアが公開されています。
Tradingview(トレーディングビュー)の主要な機能
100種類以上のテクニカル指標を標準搭載。他の人がつくった指標も使える。
トレーディングビューには定番のテクニカル指標はもちろんのことマニアックなテクニカル指標まで100種類以上もの指標が標準搭載されています。
さらに指標はPINEというプログラム言語で作れ、これを共有することができます。
また、他人が作ったテクニカル指標も簡単に取り入れることができるため多くのトレーダーは思うようなチャート・トレード環境を手に入れることができるでしょう。
・出来高プロファイルを搭載
こちらは無料版では使うことができませんが、Trading VIewでは出来高プロファイル、いわゆる価格帯別出来高も搭載しています。
これは価格水準ごとの一定期間の出来高をチャート上に視覚化した指標です。
出来高の多い水準は活発に売買が行われている場所でもあるため、サポートやレジスタンスになる事が多くこれが一目瞭然に見て取ることができます。
・売買シグナルも共有・閲覧可能。
トレーディングビューでは売買シグナル(スクリプト)をPINEで作ることができ、これも共有できます。
さらに他人が作った売買シグナルは閲覧できるのでここから手法のアイディアを拾ったり、この売買シグナルに沿ってもちん売買することができます。
売買シグナルはバックテストを行うことができるので実力があるかどうかやどれくらいパフォーマンスがあるかも一目瞭然。
私自身実際はMT4でトレードしてるのですが、
共有されている売買シグナルでアイディアを探すためトレーディングビューを使うといったたことが多いです。
個人的には売買シグナル(スクリプト)の共有が一番強力かつ魅力的な機能だと思います。
描画ツールが充実。思い通りのラインが書ける
トレーディングビューは描画ツールも充実しており、トレンドラインはもちろんのことフィボナッチリトレースメントやエリオット波動など思いつく限りの様々な描画ツールがあるので思い通りのラインを描くことができます。
・チャートに書いたラインはスマホでも閲覧できる
チャートにラインを書いた場合、ラインがアカウントに保存されるのでスマホで見てもPCで書いたラインを見ることができます。
FX以外にも株・仮想通貨・先物でも使え、銘柄が豊富
FXのMT4だと業者が取り扱っている銘柄しか見ることができませんが、
Tradingviewでは株、先物、CFD、指数、仮想通貨などいろいろな業者が取り扱っている様々な銘柄をチャートで表示することができます。
実際に上のはトレーディングビューを埋め込んだもので左上から銘柄を閲覧もしく選ぶことができますので試してみてください。
TradingViewのそれぞれのプランの料金・特徴比較
トレーディングビューは無料でも使えますが機能が制限されています。
無料プランですと指標表示は4つまで、複数一度にチャートは表示できず、PRO以上のプランですとこれができます。
使い込まないうちは問題なく無料でも使えるのですが、使い込んでくると不便に感じるときもあるのでプランをPRO以上にするとはかどるのでおすすめします。
とりあえず有料プランには30日間の無料期間があるので、無料期間中にツールの使い勝手や操作性を体感してみてください。
・ブラックフライデーセール開催決定!(11/23~12/01)
2020年11月23日から2020年12月1日までTradinViewでは「ブラックフライデーセール」を開催します!
有料プランが最大60% off&割引が通常の12か月から13か月に延長されるようです。
割引はプランによって違い、以下のようになります。
- PRO:40%OFF
- PRO+:50%OFF
- PREMIUM:60%OFF
また、 割引が通常の12か月から13か月に延長されるキャンペーンは今年が初めてのようですので、ぜひチェックしてみてください。
・プラン料金の比較
BASIC | PRO | PRO+ | PREMIUM | |
---|---|---|---|---|
月払い | 無料 | 1,560円 14.95ドル | 3,126円 29.95ドル | 6,257円 59.95ドル |
1年プラン月当り (16%割引) | 無料 | 1,351円 12.95ドル | 2,708円 25.95ドル | 5,214円 49.95ドル |
1年プラン総額 | 無料 | 16,222円 155.4ドル | 32,508円 311.4ドル | 62,574円 599.4ドル |
ブラックフライデー 割引価格 (値引き前の価格は、 月払いの年額) | – | 11,275円 108ドル | 18,730円 179.4ドル | 30,048円 287.8ドル |
プランは4つあり年払いのほうが安くなります。例えばPROだと月1600円ほどですが、年払いにすると一月あたり1393年になります。
・プランの違い
機能 | BASIC | PRO | PRO+ | PREMIUM |
---|---|---|---|---|
広告の表示 | 有 | 無 | 無 | 無 |
タブ毎のチャート数 | 1 | 2 | 4 | 8 |
保存可能なチャート数 | 1 | 5 | 10 | 無制限 |
カスタム時間足 | × | 〇 | 〇 | 〇 |
チャート毎の指標表示数 | 3 | 5 | 10 | 25 |
出来高プロファイル指標 | × | 〇 | 〇 | 〇 |
アラート設定数 | 1 | 10 | 30 | 200 |
高速データ更新 | × | 〇 | 〇 | 〇 |
時間外取引 | × | × | 〇 | 〇 |
特別番組閲覧 | × | 〇 | 〇 | 〇 |
顧客サポート | × | 通常 | 優先 | 最優先 |
この他にもプランによってできることに違いはありますが、プランが高くなるにつれて同時に表示できるチャート数や指標の数が多くなるのが最大の特徴です。
まとめ
トレーディングビューは他のトレーディングソフトにはない特徴を持っているので合わせて使えばより便利に感じると思います。
また、チャートだけでなくSNS機能もあるのでアイディア探しにはもってこいのサービスですのでぜひ体感してみでください。
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