チャートとは、価格や時間を軸としてグラフに書き表したものです。
過去のレートを視覚化してみることで、相場の流れを把握することが可能となります。
過去をもとに将来を予測したり、見た目の形から今後を予測したり、テクニカル分析を行ったりすることができます。
チャートは基本的には「ローソク足」「出来高(もしくは値が動いた回数)の棒グラフ」「移動平均線」という3つのパーツでできていることが多いです。
（チャートの表示するソフトにて出来高や移動平均線を非表示にすることができます。）
ローソク足の読み方
ローソク足は1本1本が特定の期間内の値動きををロウソクの形で表したもので、4本値（始値、終値、高値、安値）で形成されています。
多くの場合は1本が一日の値動きを表しています。
ローソク足が緑であったり白の場合は「陽線」と呼び、一日の始値より終値が高く、価格が上がっていることを表します。
ローソク足が赤であったり黒の場合は「陰線」と呼び、一日の始値より終値が低く、価格が下がっていることを表します。
また、 1本が一日の値動きを表している場合はこれを「日足」と呼びます。
ほかにも長期のトレードで使う「月足」や「週足」、
「日足」の他にも中期のトレードで使うような「4時間足」や「1時間足」、
短期であれば「5分足」や「1分足」などがあります。
チャートからトレンドを把握しよう
為替や株などの相場は 一方向に大きく動いた後には、さらに大きく 一方向に値動きが変動する確率が高いです。さらにしばらくの期間は一方向に動きやすくなる性質があります。これがトレンドです。
さらにトレンドに乗って売買すれば利益を出すことができると言われています。
一般的に青の矢印で書かれているように、相場が一方向に上昇している状態を「上昇トレンド」と呼び、反対に色の矢印で書かれているように、相場が一方向に下落している状態を「下降トレンド」と呼びます。
また、緑の矢印で書かれているところは、横ばいの状態で相場が推移しており、「トレンドが発生していない」状態を示します。この状態を「レンジ」と言います。
トレンドラインでトレンドを把握する
上昇トレンドか下降トレンドかをわかりやすく見ることができる線をトレンドラインといいます。
トレンドラインは過去に相場が反転したところ(相場の山と谷)を結んで作ります。
上昇トレンドのときに相場を支えている線を 上昇トレンドライン、
下降トレンドのときに相場の上値を抑えている線を下昇トレンドライン といいます。
上昇トレンドラインの場合は切り上がっていく山と谷の連続的な波の中で谷と谷を、
下昇トレンドライン の場合は切り下がっていく山と谷の連続的な波の中で山と山を直線で結んで作ることができます。
移動平均線でトレンドを判断する
ある一定期間（例えば5日間など）までの価格の平均を取り、日々の計算した平均を結んだ線を移動平均線と言います。
上の画像ではオレンジの線が移動平均線です。
この線が上向きであれば上昇トレンド、下向きであれば下降トレンドとも言えます。
また移動平均線を二本以上使い「ゴールデンクロス」「デッドクロス」によってトレンドを判断する方法もあります。
詳しくは以下をご覧ください。
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