FX業者では両建てを禁止しているところもありますが、XMでは両建てを認めています。
ただしこの両建てもXMでは特定の両建ての方法は禁止されていますので、
まず両建てと両建てのメリットについて解説し、禁止されている両建てについて触れていきます。
FXでよくみる「両建て」とは?
FXでの両建てとは、同じ通貨ペアの買いと売りのポジションを同じ量(lot)に持つことです。
両建てのメリット
必要証拠金が0になる(相殺される)
XMでの両建ての特徴としてまず挙げられるのが同じlot数での両建てであれば、その両建てポジションでの証拠金は0になるということです。
両建てを許可している業者であっても片方の証拠金を必要とすることが多いですが、XMはそうではありません。
ただし、片方を決済した瞬間に、もう片方の保有ポジションの証拠金が必要になるので注意しましょう。
長期と短期で異なる方向でトレードできる
どんなに強いトレンド相場でも、一時的な反転が起こる事があります。
長期保有しているポジションで利益が出ていても「相場が一時的に逆行しそう」という場合、両建てが可能なら短期で反対ポジションを保有する事で利益を増やすことが可能です。
利を伸ばす時に選択肢が増える
すでにポジションを持っていてレートが思惑通りの方向に進んでいる場合、もうトレンドが終了するのか、それともまだ継続するのか、判断に迷う場合があります。
できればトレンドが続く限りはポジションを保有し、利益を大きくしたいですよね。
両建てをして利益を固定し、トレンドが終了するならすべてのポジションを決済。
トレンドが継続するなら両建てのためにした反対注文のポジションのみを決済して、その後のトレンドについて行くという使い方ができます。
XMで禁止されている両建て
まず、両建てを許可している会社であっても以下のような両建てはXM以外でも禁止しているところは多くあります。
なぜならこのような両建てを許可してしまうと、例えば一方は取引ボーナスのみでポジションを建て、もう一方はその反対のポジションを建てることによりボーナス分が出金できるなどがあるため、FX業者にとって不利益が生じるからです。
異なる(複数)口座間での両建て
XMは一つのアカウントで複数の口座を持つことができ、最大8口座まで所持できます。
しかし、複数口座を用いた両建ては禁止しています。
例えば一方の口座でEUR/JPYの買いポジションを持ち、
もう一方の口座でEUR/JPYの売りといったようなポジションの持ち方は禁止されています。
さらに一方の口座でEUR/JPYの買いポジションを持ち、
もう一方の口座でEUR/USDの売りといったようなポジションの持ち方も禁止されています。
違う通貨ペアでも「ユーロ」という同一通貨の売買をしたとして、両建てと見なされてしまいます。
異なる業者間での両建て
これも禁止されています。
例えば「XMでUSD/JPYの買いポジションを持ち、AXIORYでUSD/JPY売りポジションを持つ」といったことです。
さらに異なる業者であっても両建てをしていればバレてしまいます(絶対ではないですが高い確率でと思っていたほうがいいでしょう)。
ざっくりに言えば異なる業者に注文を送ったとしてもMT4の注文を送るサーバー(ブリッジ)が同じである場合があるためです。
もちろん上記のような複数口座の両建て・異なる業者間の両建てをするEAもXMでは禁止
このようなEAはネット上に存在しますが、このようなEAはXMで禁止されています。注意しましょう。
・ 複数のEA(自動売買)をXMの複数口座で使っている人は注意が必要
EAによっては複数種類の通貨ペアを持つことがあります。
このようなEAを複数の口座で使っていると通貨ペアがかぶり、それが反対のポジションであれば両建てとみなされてしまうことがあります。
例えば一方の口座でEAがUSD/JPYの買いポジションを持ち、
もう一方の口座で動かしているEAがUSD/JPYの売りポジションを偶然持ったとすると、両建てとみなされてしまいます。
禁止行為がバレた場合
もしもXMが禁止している両建てを行い、違反が見つかった場合にはレバレッジの引き下げや最悪、口座の凍結など重いペナルティをかせられます
口座を凍結させられると資金が出金できず、今までの努力が水の泡になるので注意しましょう。
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