XMなどの海外FX会社では入金額や取引量を条件に無料でVPSを提供しているこころもあります。
海外FX会社が提供している無料のVPSが気になっている方や使用を検討している方にとって
無料VPSってどうなの? 使えるの?
といった疑問が湧くかもしれません。
そんな方のために有料VPSと比較しながら実際に使えるかどうか、どういった方に無料VPSが合っているか、有料無料含めておすすめのVPSなどを解説します。
結論:あなたに合うおすすめVPSを紹介・解説
無料で海外FXのVPSを使いたい場合
2つおすすめできますが、どちらもサポートは英語になるので、サポートを期待する方や英語が苦手な方は有料VPSを使うことおすすめします。
・FBS
無料のVPSを使う条件のハードルが一番低く、VPSの性能も高いのが特徴です。
海外FXの無料のVPSの中でFBSの無料VPSは一番おすすめできます。
デメリットととしてはどこのVPSを使っているかは非公開のため、安定性やロケーションなどは不明です。
そういったのを気にする方はXMTradingの無料VPSか他の有料VPSを使うことをおすすめします。
FBSは初回月のみ 450ドル以上預けて、 毎月3ロット以上取引する条件を満たすことでVPSが使えるようになります。
・XMTrading
海外FXで一番有名なXMTradingも無料VPS(条件あり)を提供しています。
入金額や取引量の条件を満たせる場合かつ安定性なども気にする場合はXMTradingのVPSを使うことをおすすめします。
ここのVPSはFXの自動売買に特化したVPSサービスを提供する会社、Beeks社のもので、EA利用者からも評判の良いVPSです。
このVPSは口座残高が5000ドル(約55万円)、取引量が1ヶ月5lot以上であれば使えます。
とにかく安く、有料のVPSを使いたい場合
国内のVPSであるConoHaのWindowsサーバーを使うことをおすすめします。
国内・海外ともにスペック(性能) を問わなければ最安です。
ほんの少し心もとないですがEAを動かしたりするのに必要十分なスペックを持っています。
性能や安定性・評判・日本語サポートなどバランス良く揃ったVPSを使いたい場合
自動売買やEAを使う方に人気かつ定番の国内VPS、ABLENETをおすすめします。
安価・安定・高速の三拍子が揃っています。
私ブログ管理人も使っており、万人におすすめできるVPSサーバーと言えます。
性能・ロケーション(サーバーの場所)もこだわり、超格安サーバーを使いたい欲張りな方向け
ドイツのVPS、 CONTABOをおすすめします。
価格の割に他のVPSを引き離すような性能を持つVPSです。
サーバーの場所ドイツのミュンヘン、ニュルンベルク、アメリカのセントルイス(+1€)が選べます。
ただしコントロールパネルやサポートは英語です。
英語が少々でもできる方であれば使えるかと思います。
ただ、言い換えると英語が大の苦手な方やサポートを期待する方はおすすめできません。
海外FXの無料VPSを提供している会社・利用条件・VPSのまとめ・表
この記事では無料VPSを提供している代表的な海外FX会社4つを選んで紹介、解説します。
まずは、表にまとてみました。
海外FX会社 | XMTrading | GEMFOREX | FBS | Traders Trust |
口座残高の条件 | 5000ドル以上 | 50万円以上 | 450ドル以上 (初回のみ) | 2000ドル 以上 |
取引ロット数の条件(月) | 5lot | なし | 3ロット以上 | 5ロット |
VPS会社 | Beeks | Merric Mirror Hosting | 非公開 | Beeks |
この表から読めることを簡単に説明すると、
- FBSはゆるい条件の代わりにVPSの性能が非公開なので、考慮に含まないほうがいい。
- GEMFOREXの Merric Mirror Hosting は性能がいまいち(この後のVPS比較表参照)
- Traders Trustはスプレッドなど取引コストが並のため、できればXMを選ぶ
ということになります。
また、海外FX会社は自らがVPSを提供するのではなく、VPS会社と提携・契約して、ユーザーに提供します。
それぞれの使っているFX会社にて表の条件を満たせば、無料でVPSを使うことができます。
もし満たせない月があってもVPS会社が提示している通常の料金を支払えば継続して使うことができます。
XMTrading
口座残高の条件 | 取引ロット数の条件(月) | VPS会社 | |
無料VPSを使う条件 | 5000ドル以上 (または相当額) | 往復5lot以上 | Beeks |
XMTradingでは条件を満たすと自動売買に特化したVPS、BeeksFXのVPSが使えます。
条件から外れても 通常契約するよりも安い28ドル で利用できます。
XMTradingは有名すぎてご存知かと思いますが、XMは出金拒否や約定拒否などのトラブルもなく、人気No.1のFX会社です。
XMの主な特徴はレバレッジ・ボーナス・約定力。
レバレッジ888倍と口座開設のみで3000円分取引できるボーナス、全注文の99.35%は1秒以内で約定する能力が備わっている海外FX会社です。
GEMFOREX
口座残高の条件 | 取引ロット数の条件(月) | VPS会社 | |
無料VPSを使う条件 | 5000ドル以上 or 50万円以上 | なし | Merric Mirror Hosting |
こちらのVPSは50万円以上入金すれば使えます。
こちらも条件から外れた場合、$28/月で利用できます。
サービス利用条件は、月末時点(日本時間0時)での判定です。
提供しているVPSはMerric Mirror Hostingになりますが、こちらの性能はいまいちです。
GEMFOREXについて、
海外FXのGEMFOREXは入金しなくても2万円分取引できる口座開設キャンペーンをよく行っています。
スプレッドは国内FX業者と同レベルの極小スプレッド、レバレッジは1000倍。
約150種類を超えるEA(自動売買ソフト)が無料で使える会社です。
最近、無制限無料でEA使える条件も低くなりました。
FBS
口座残高の条件 | 取引ロット数の条件(月) | VPS会社 | |
無料VPSを使う条件 | 450ドル以上 (初回のみ) | 3ロット以上 | 非公開 |
FBSは初回月のみ 450ドル以上預けて、 毎月3ロット以上取引する条件を満たすことでVPSが使えるようになります。
どこのVPSを提供しているかは不明ですが、VPS自体のスペックは高いです。
FBSは最大3000倍のレバレッジと100ドル(約1万円)未入金ボーナス、さらに出金もできるボーナスやキャシュバックなど他の会社には全くない特徴を兼ね備えていた海外FX会社です。
さらにNDD方式を採用し、スキャルピングなどの取引制限もありません。
Traders Trust
ランク | ブロンズ | シルバー | ゴールド |
OS | Windows 2012 / 2008, Linux Servers | ||
CPU | 1 コア | 2 コア | 4 コア |
メモリ | 1.3GB | 2.7GB | 5GB |
SSD | 25GB | 50GB | 75GB |
その他 | 管理VPSサービス(オプション) | ||
無料利用条件 | 2,000USD以上の口座残高かつ、月5ロット以上の往復取引 | 3,000USD以上の口座残高かつ、月7ロット以上の往復取引 | 5,000USD以上の口座残高かつ、月10ロット以上の往復取引 |
Traders Trustでは三種類のVPSが用意されており、XMと同じBeeksのVPSを提供しています。
XMよりもVPSの利用条件はゆるいですが、Traders TrustのVIP口座以外の通常の口座はスプレッドが並なのでVPS以前に海外FX会社としてXMのほうを使うことをおすすめします。
VIP口座は初回入金が200万円必要ですので、200万円以上で取引するのであれば、Traders Trustのほうに軍配があがるでしょう。
無料VPSと有料VPSの比較表
海外FX提供の無料VPSとその他の海外と日本の有料VPSの比較表です。
Beeks | Merric Mirror Hosting | FBS(提供会社不明) | CONTABO | お名前.com | ConoHa | 使えるねっと | SPPD | WDSSD-FX+ | ABLENET | |
価格(円) | (有料時) 28ドル (約3千円)/月契約 | (有料時) 28ドル /月契約 | (有料時) 33ドル /月契約 | 約1200円(€9.98) /月契約 | 1950/月契約 1755 /半年契約 1560/年契約 | 1000/月 950/半年 910/年 | プランなし | 1980/月 1814/半年 1814/年 | 1600/月 1500/半年 1500/年 | 1250/月 1250/半年 1250/年 |
メモリ | 1.3GB | 1GB | 4GB | 8GB | 1.5GB | 1GB | 1GB | 1.5GB | 1GB | 1.5GB |
ディスク容量 | SDD 25GB | Raid 10 5G~25 GB? | SSD 60GB | SSD 200GB | SSD 50G | SSD 50G | プランなし | HDD 60G | SSD 50G | SSD 60G |
CPUコア数 | 1コア | 1コア | 2コア | 4コア | 1コア | 2コア | プランなし | 1コア | 3コア | 2コア |
CPU | Intel(R) Xeon(R) E5-2699v3 @ 2.30GHz | Core 2.4GHz | 不明 | Intel(R) Xeon(R) E5-2630 @ 2.2GHz | AMD EPYC 7401P 24-Core Processor 2.00GHz | Intel(R) Xeon(R) E5-2650 v3 @ 2.30GHz? | 不明 | Xeon E5620/E5-2430L/E5-2450L どれか | 不明 | Intel(R) Xeon(R) E5-2667 v3@ 3.2GHz |
CPU 1コアあたりの能力 | 1893 | 不明 | 不明 | 1293 | 1488 | 1680 | 不明 | 1067 | 不明 | 2002 |
回線速度 | 不明 | 100Mbps | 不明 | 200Mbps | 100Mbps | 100Mbps | 不明 | 270Mbps | 100Mbps | 200Mbps |
OS (windows server) | 2012 2016 | 2012 | 2012R2 | 2016 2012R2 | 2019 | 2016 2019 | 2012 R2 | 2016 | 2012 R2 | 2012R2 2016 |
データセンター 設置場所 | ロンドン/東京 | ロサンゼルス? | 不明 | ドイツ ミュンヘン /ニュルンベルク/ US セントルイス(+1€) | 日本 | 日本 | 日本/アメリカ | 日本 | 日本 | 日本 |
コントロールパネル | x | x | x | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
電話対応 | x | x | x | 国際電話 | 24時間 | 平日10~18時 | 平日10~17時 | メールのみ | メールのみ | メールのみ |
日本語 サポート | x | ○ | x | x | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
項目を簡単に説明すると以下になります。
- メモリ : 多いと複数MT4を起動できます。
- 容量 : より多く保存できます。SSDのほうがHDDより速いです。
- コア数 : 例えるなら 頭脳の数だと思ってください。多いと複数のMT4の処理に耐えることができます。
- 設置場所 : FX会社とサーバーの距離が近いほど速度が上がるので有利です。
表の中で一番性能が高いのはcontabo、
最安なのはconoha、
国内で性能が高く安いのはABLENETになります。
詳しくは以下にてVPSの選び方や有料VPSをそれぞれ比較、解説しているので参考にしてみてください。
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