FXとは、「Foreign Exchange」の略で、正式名称は外国為替証拠金取引といいます。
とよくいろいろなサイトにかかれていますが、初心者にはどういうことかピンとこないと思います。
このFXに関して、そういったピンとこない方にむけて外国為替とは何かという話からわかりやすく説明していこうと思います。
外国為替とは?
世界で流通している通貨には、日本の円をはじめとして、アメリカのドルやヨーロッパのユーロ、イギリスのポンド、中国の元などがあり、各国ごとに固有の通貨が発行されています。
外国為替取引
異なる通貨を使っている他国との通貨取引を『外国為替取引』と呼びます。
そして、この外国為替には変動性と流動性があり、その仕組みを利用したのものがFXです。
わかりやすく例をあげて説明しますね。
もし日本の円とアメリカのドルが100円=1ドルのとき10ドルに交換したいとします。
1000円あれば10ドルと交換できます。
また95円=1ドルのとき、円を10ドルに交換するとき
950円あれば10ドルと交換できます。
つまり両替時期のタイミングで50円の差がうまれているということです。
つまり、あなたが1ドル95円の時に950円で10ドルに両替しておき、1ドル100円の時に10ドルを両替すると1000円になって戻ってくるので50円の利益になります。
これが『FXの仕組み』です。
実際には、両替手数料などの問題があるので、もう少し複雑ですが、この外国為替変動の仕組みを利用して利益を得るという考え方がFXの基本です。
外国為替取引はどこで行われてるのか?
外国為替市場という表現から、株式取引きにおける証券取引所のようなものがあると思われがちですが、外国為替には明確な取引所というものは存在しません。
外国為替市場とは、銀行・為替ブローカー・金融当局の3つの業者間でなされる為替取引のことを指します。そして、その全体をインターバンク市場と呼びます。
インターバンク市場には、『東京市場』『ロンドン市場』『ニューヨーク市場』といった各国の地域に市場があり、特にこの3か所の市場は動きが活発です。
『東京市場』『ロンドン市場』『ニューヨーク市場』には、それぞれに相場の動く時間というものがあり、FXにおいて非常に重要な要素となります。
特に、空いた時間に少しだけやろうと思っている複業トレーダーには、どの時間帯にどの市場を狙うかが、安定してFXで勝つためのキーポイントとなります。
外国為替の相場、為替レートとは?
外国為替取引についての情報は常に発信されており、私たちも知らず知らずのうちに為替相場の数字を耳にしています。
『本日の外国為替市場は、1ドル100円20銭から、1ドル100円50銭の間で取引きされています。』
というアナウンス、みなさんも一度は聞いたことありますよね?
これは、このニュース時点での外国為替相場の値であり、この取引き水準のことをFX用語で『為替レート』と呼びます。そして、外国為替取引においては、この為替レートが非常に大きな意味を持つのです。
売るのと買うのでは値が違う!
『外国為替取引=FX』が、為替レートを利用した外貨取引きだということは説明しました。でもなんでそれが投資になるの?って思いますよね。それを理解するために、次は為替レートの詳しい話をしたいと思います。
ニュースのアナウンスでは、
『1ドル100円20銭から、1ドル100円50銭の間で取引』
という実に曖昧な表現がされています。
これを聞くと単純に、1ドルが今日は100円20銭から、100円50銭の間で動いているってことかなぁ?と考えますよね。これ、半分当たりなのですが、厳密に言うとちょっと違います。
では、実際にはどういうことなのかと言うと、
1ドル100円50銭:
円でドルを買う時の為替レート(買値・ASK)
1ドル100円20銭:
ドルを売って円に戻す時の為替レート(売値・BID)
そして、この買値と売値の差(ここでは50銭-20銭=30銭)をスプレッドと呼びます。
つまり、このレートの時にドルを買って円に戻したとすると、30銭のマイナスになってしまいます。
マイナスにしないためには、売りのタイミングが重要です
100円50銭で1ドル買って、売値が100円80銭になった時に売ると30銭の差益を得ることができます。
FXは為替レートの見極めがすべてです。どのタイミングで買って、どのタイミングで売るかが大事で、その差益を狙った投資法なのです。
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